Liscio(リーショ)

「Liscio(リーショ)」は、イタリア語で「滑らかな」を意味します。このシリーズに使用する革は、9世紀初頭からイタリア・トスカーナ地方に伝わる「ヴァケッタレザー」。自然の樹木のタンニンでなめし、じっくりとオイルを染み込ませた革です。加脂工程に牛脚油を中心に用いることが最大の特徴で、独特のしなやかさがあります。牛脚油は革に浸透しにくく、繊維の奥まで染み込ませるのに時間がかかります。しかし、一度浸透すると抜けにくく、ほぼ永久に潤いと艶のある革質を味わえます。
吸い付くような滑らかさで、見事なまでに美しく色艶が深まり、数あるイタリアンレザーの中でも際立つ存在です。

深まる色艶・エイジング

鮮やかで透明感のある色付けは、染料のみで行われます。傷やシミは、型押しや顔料で隠さないので、そのまま残ります。しかし、原皮の風合いをそのまま味わえるのは、最高品質の天然の革である証です。傷やシミも唯一無二の個性として、受け入れていただけますようお願い致します。
染料で仕上げた革は、使い込むほど色が深まり、エイジングを堪能できます。 エイジングに関しては、ヴァケッタレザーの右に出る革は存在しません。美しく、短い時間で色艶が深まります。
共に成長していく革なので、入学や進級、就職など新たな門出へのプレゼントにも最適です。

エイジングの例

滑らかで、吸い付くような質感。原皮の表情がわかる透明感があります。使うほどに色艶が深まります。

naturalNatural(ナチュラル):次第に美しい飴色に。
ChestnutChestnut(チェスナット):栗色。赤みのあるブラウン。
TealTeal(ティール):鴨の顔の毛の色。青緑色が次第に濃く。
BlackBlack(黒):マットな表情から次第に艶のある黒に。

オイルケアが不要

繊維の中までたっぷり染み込んだオイルが、使い込むほど気孔部分から染み出し、表面をコーティングし艶が出ます。そのため、オイルケアは不要です。
既成の皮革用オイルを加えると革がオイル過多になり、柔らかくなりすぎる場合がありますのでご注意下さい。
何もせず、よく使い革に適度な刺激を与えること、それが一番のメンテナンスです。
コーティングしないので表面は柔らかく傷つきやすいですが、多少の傷は指で擦れば自然に回復します。深い傷も、エイジングとともに馴染み、革の風合いへと変化していきます。

※ 上質な革本来の魅力をお楽しみいただくために、繊細な仕上げを施しています。そのため元々あったシワやキズ跡などのナチュラルマークが入る可能性があります。