【SDGs】減プラへの取り組み
年間800万トンが海洋に流出し、世界的に深刻化しているプラスチックゴミ問題。
皆さん、ポイ捨てされたゴミが何処に行くかご存知でしょうか?
実は、道路に捨てたゴミの多くは、雨と共に流され、下水へと入ります。
下水管には主に2種類あり、汚水と雨水を一つの下水道管で集める合流式、汚水と雨水をそれぞれ別の下水道管で集める分流式があります。
分流式の場合、雨水はそのまま川へゴミと一緒に放流されます。
合流式の場合も、大雨が降れば、汚水を処理しきれないので、汚水混じりの雨水が川などにそのまま放流されます。
東京の場合、約8割が合流式。大雨のあと海が汚かったり臭いのは、汚水がそのまま川に放流されているからです。
そして大雨とともに道路に捨てられた包装やマスクなどのプラスチックゴミも、風化により細分化し、大雨と共に最終的に海へと流れ出ます。
海洋ゴミのほとんどは海に廃棄されたものでなく、陸上で捨てられたゴミなのです。
SYRINXの取り組みより先に、そのことを知っていただき、まずはゴミはきちんと処理する大切さをお伝えしたいと思いました。
さて、SYRINXで取り組んでいる減プラについてお伝えさせていただきます。
外装のOPP(透明プラスチック)袋の廃止
紙のスリーブで代用し、OPP袋の使用を停止しました。(ただし全備品・全在庫の切り替えまでしばらく時間がかかります)
不織布の利用削減
財布などの主力商品は不織布の利用を停止しました。ドキュメントケースなど一部製品は、未だに利用していますが、代替え案を模索しています。
廃棄されない工夫
財布に付属させるダミーカードは、捨てずに有効利用いただくために、以前は緊急連絡先カードにしていました。しかし実際は使っていただけないため、より実用できる多機能な定規「Multi Ruler Card」としてデザインし直しました。
この「Multi Ruler Card」はご好評いただき、お客様からの単体販売を望む声に応え、一般販売を開始しました。
財布に付属させていたスキミング防止カードは、必ずしも全員が必要とするものではないため、廃棄されるカードを減らすために別売にしました。
今後は、内部のクッション材をオーガニック素材に置き換えるなど、さらに脱プラを進める所存です。