SYRINX 初の革の代替素材製品、まもなく登場
植物由来の革の代替素材
現在、ほとんどの植物由来の革の代替素材は、植物由来の原料にポリウレタン樹脂を合成して作られます。世界中で開発が進み、パイナップルの葉、きのこ、サボテン、りんご、コーヒー豆など数多くの種類が登場しています。その製法は大きく3つあります。
- 乾燥させ粒子状に分解したものと樹脂と混ぜ、シート状に加工する
- 繊維質を不織布の基材に加工し、その上に樹脂でコーティングする
- 菌糸体を培養し、圧縮した上で樹脂層でコーティングする
このように従来からある石油由来の原料の一部が天然由来に変わっていくことは、サステナブルで素晴らしい動向です。また合成樹脂自体も植物由来の割合が増え、進化を続けています。
しかし表層が樹脂層の場合、見た目・質感・耐久性は、従来の合成皮革・人工皮革に近い印象です。
素材の個性が活きた表情
合成樹脂で固めず、素材の個性がきちんと伝わる植物由来の革の代替素材はないだろうか。
冒頭に示した写真は、そのような素材を求め、世界各地から取り寄せた植物由来の革の代替素材です。
- ポルトガルのキャロブ豆と天然ゴムのシート
- ウガンダのルブゴ(イチジクの樹皮)
- 培養したきのこの菌糸をシート状に加工したもの
- 亜熱帯地帯に生息する大きなきのこを培養し鞣したもの
いずれも天然由来の原料のみで出来ているだけでなく、合成樹脂成分を一切含みません。そして、その素材の個性が活きた表情が魅力です。
SYRINXのこだわり
SYRINXがこだわるのは、上記のように天然由来はもちろん、素材の個性を活かしたプラスチックフリーの革の代替素材です。その素材ならではの表情、質感を追求しました。
まもなく詳細を発表いたします。どうぞご期待ください。