記事: Hitoe® L-zip Lの進化 – 薄い長財布のパイオニア
Hitoe® L-zip Lの進化 – 薄い長財布のパイオニア
Hitoe® L-zip Lは、2018年に誕生して以来、4回のバージョンアップを経て進化を続けてきました。2025年リニューアルの第4世代では、外装から内部まで、全てをアップデートしました。本記事では、Hitoe® L-zip Lの開発の軌跡を振り返り、その進化のポイントをご紹介します。
初代 Hitoe® L-zip L(2018) – 「もっと薄い長財布を」から始まった挑戦
Hitoe® L-zip Lは、SYRINX代表の佐藤自身が「薄い長財布が欲しい」という思いから生まれました。当時市場に出回っていた長財布は、何も入っていなければ薄いものはあっても、カードや硬貨を収納すると分厚くなるものばかり。
「収納力を維持しながら、薄さを追求できないか?」
そうした発想から誕生したのが、初代 Hitoe® L-zip L です。
- 硬貨とカードが重ならない設計により、収納しても驚くほど薄い
- 鍵などの小物も収納可能なマルチポケットを搭載
- 「Makuake」で発表し、圧倒的な支持を獲得
- 未来ショッピングで、当時の財布のクラウドファンディング国内最高額を達成
その独創的なデザインと機能性は、瞬く間に多くの支持を集め、薄い長財布の新たな可能性を切り開きました。

二代目 Hitoe® L-zip L(2019) – ダブルカードポケットで、さらに薄く
2019年に発売した短財布「Hitoe® L-zip S」から得たフィードバックが、二代目 Hitoe® L-zip L の開発に大きく影響を与えました。
L-zip S で採用した浅いコインポケットは、事前の懸念をよそに、多くのユーザーから「使いやすい」との声をいただきました。そこで、長財布でもこの浅いコインポケットを採用し、さらなる薄さと収納力の向上を目指しました。
進化のポイント
- コインポケットを浅くし、硬貨を扱いやすく
- マルチポケットをカードポケットに変更し、カード収納力が2倍(厚みは半分)に
(ダブルカードポケット・登録意匠) - ダブルファスナーを採用し、最小の動作で取り出し可能に
この改良によりさらに薄く、たっぷり収納できる理想の長財布となり、二代目 Hitoe® L-zip L は、初代を超える予約数を達成し、多くのユーザーに受け入れられました。

三代目 Hitoe® L-zip L(2021) – コンパクトさを追求
二代目 Hitoe® L-zip L は完成度の高い長財布でしたが、機能を付加することでサイズがやや大きくなってしまいました。
「機能性を追求するあまり、サイズが大きくなるのは本当に正しいのか?」
この疑問から、デザインを見直し、新たに誕生したのが三代目 Hitoe® L-zip Lです。
三代目の革新ポイント
- 端部にマチを設け、サイズを小型化
三代目 Hitoe® L-zip Lは、「薄さ」と「コンパクトさ」を高い次元で両立させた完成形のひとつでした。

四代目 Hitoe® L-zip L(2025) – 内部を刷新、さらに使いやすく
初代から続く「収納しても薄い長財布」という思想を受け継ぎながら、 4代目の2025年モデルでは、構造・使いやすさ・美しさのすべてが新たな次元へと進化しました。
薄さと使いやすさの両立を極めるため、内部構造を根本から再設計。 これまで培ったHitoe®構造をさらに深化させました。
進化のポイント
- SmartFit構造(トップカードポケット):カード枚数に応じて厚さを最適化し、1枚でも8枚でも自然にフィット
- Floating U構造(コインポケット):上端固定・下部可動のU型設計により、視認性と取り出しやすさを両立
- Under U構造(サイドカードポケット):コインポケットのマチを兼ねることで、8枚のカードも無駄なく収納
- Twist-in:カードを軽く回すだけでポケットが開き、1枚目のカードもスムーズに挿入
- WrapEdge(紙幣ポケット):紙幣を包み込むような回り込み形状で、奥まで入れやすく美しい仕上げに
また、底部はスクエア形状に変更し、収納スペースを効率化。
よりコンパクトでありながら、紙幣もコインもゆとりをもって収納可能に。
最大16枚のカードも、財布のシルエットを崩さず美しく収まります。
7年間の挑戦の集大成として、Hitoe® L-zip L は新たな完成形へと辿り着きました。

まとめ – Hitoe® L-zip Lの未来へ
初代から四代目まで、Hitoe® L-zip L は常に「より薄く、より使いやすく」というコンセプトのもと進化を続けてきました。
- 2018年: 革新的な薄い長財布として登場し、クラウドファンディングで大成功を収める
- 2019年: ダブルカードポケットにより、収納力と薄さを両立
- 2021年: 端部マチ構造で、よりコンパクトなデザインへ
- 2025年: 内部構造を刷新し、使いやすさと汎用性をさらに向上
これからもSYRINXは、ミニマルデザインと高い機能性を融合させ、時代を超えて愛される製品づくりを続けていきます。