「めくって」使うペンケース
「大人の小さなペンケース。」
《Mekuru》は、カバンのサイドポケット、ジャケットの胸ポケットにもスッキリと収まり、大切なペンを2-4本だけ持ち歩き、スマートに使える、まさに大人のためのペンケースです。
スリムなペンケースの課題
持ち歩くペンは少数精鋭、そんな人には、カバンやポケットにも収まりがいいスリムで小さなペンケースがぴったり。
しかし、ペンケースはスリムなほど中身を確認しにくく、ペンを取り出すことが困難です。ペンをスムーズに取り出せなければ、スマートではありません。
《Mekuru》はスリムでありながら、その課題を解決します。
パッと「めくって」、サッと取り出す
《Mekuru》の特徴は、ファスナーを背面側にまで回したこと。その工夫により、上部を「めくって」中身を最小限の動作でペンを取り出すことができます。
この「めくる」感覚は、約2mmの贅沢な厚革ならではの手応えです。裏地が擦り切れる心配もなく、末長くご愛用いただけます。
大きく開いてペントレーに
ファスナーを大きく開けば、机の上に置いたままで便利なペントレーとして使うこともできます。
コンパクトで無駄のないサイズ感
収納できるペンは2-4本。
コンパクトだから、無駄のない密実なサイズ感にこだわりました。
革同士を綴じ合わせず、ファスナーがそのままマチになり、サイズに一切の無駄がありません。格別な革とちょうど良いサイズ感が心地よいペンケースです。
細部へのこだわり
ファスナーの引き手は、金型をYKKに特注したオリジナルです。
表面はロゴもなく、直線と円だけで構成されたシンプルなデザイン。穴は完全な円形で、スライダーに不要な力が加わりにくく、耐久性に配慮しています。
ブランドロゴは、なるべく目立たないように引手の裏に小さく刻印し、シンプルなデザインを損なわないように配慮しました。また、凸型で滑り止めを兼ねています。横から見ると先端ほど厚くなっているのは、つまみ易さにこだわった結果です。
非常に小さなパーツですが、SYRINXのデザインに対する哲学が凝縮されています。
日本が誇るYKK最上級ファスナーの「エクセラ」
ファスナーは、数々のハイブランドがこぞって採用するYKKの最上級ファスナー「エクセラ」を採用。
エクセラと通常のファスナーとの違いは、エレメントのひとつひとつに丁寧な磨きがかかった精緻を極めたつくりです。しかし、ルーペでも使わなければ外見上はほとんど違いがわかりません。むしろ通常のメタルファスナーの方が、動きがスムーズだと言えば、驚かれるでしょう。エクセラは、噛み合わせに遊びが少ないので、使い始めは固く、少し引っ掛かりを感じる場合もあります。
では、なぜエクセラなのか。
それは、耐久性が異なるからです。精度の悪いファスナーほど噛み合わせが甘く、動きは軽いですが、長く使ううちにファスナーが外れるなど、トラブルが発生します。務歯(噛み合っている金属部分)のひとつひとつを丁寧に磨き、精緻を極めたエクセラの耐久性は、通常のファスナーの数倍あると言われています。動きは使い込むほど滑らかになります。
通常は高級財布などに採用され、ペンケースに使われることは稀なエクセラですが、毎日何度も開閉するから、上質さにこだわりました。
霧のような表情
イタリア語で霧を意味するFoschia(フォスキーア)。植物タンニン鞣しのオイルレザーにホワイトワックス加工を施し、朝霧のような表情が特徴です。使うほど透明感のある表情があらわれます。
(詳細は「Foschiaの革について」のタブをクリック)
イタリア・トスカーナの朝もや
Foschiaの革について
霧を纏うワックスレザー
イタリア語で「霧」を表すFoschia(フォスキーア)。朝霧のような白いワックスで覆われた表情が特徴です。
使うほどにワックスが革に浸透し、透明感のある艶があらわれます。
トスカーナの森の朝靄