小さい薄い財布 Hitoe® Fold 開発秘話
Hitoe® Fold「小さい薄い財布の先駆者」
小さく薄いを極めたSYRINXの代表作。
新たなジャンル「小さい薄い財布」は、この財布から広がりました。
薄い財布の歴史
皆様からの情報と調査を基に、Hitoe® Fold(2019.11)以前に登場した、カードとコインが重ならない「薄い財布」を以下にまとめました。
2008.07 | サルトーレ・ワレット(サルトーレ) |
2009.12 | 薄い財布(バリューイノベーション) |
2017.01 | コモド(ULYSSES) |
2018.06 | Hitoe® L-zip S(SYRINX) |
2018.11 | Piastra(エムピウ) |
2019.09 | Jitan(JACAJACA) |
2019.11 | Hitoe® Fold(SYRINX) |
これらはすべて薄さが特徴です。しかし、同時に「小さい」も追求した財布は、Hitoe® Foldが最初でした。
開発の背景
Hitoe® Foldの開発は、キャッシュレス時代において「できるだけ薄く、そして小さい財布」を求める多くのユーザーからの声を受けてスタートしました。
試行錯誤の末、2019年夏に画期的な発明をします。
収納するカードを留め具に利用するアイデア「インナーフック」です。
このミニマルなアイデアを、薄さ、シンプルさ、使いやすさの極みまで昇華させ、完成したのがHitoe® Foldです。
試作と開発のプロセス
試作は、インナーフックのアイデアを閃いたその日からはじまりました。SYRINXでは、重要なアイデアを含む場合、知財出願まで内部で試作製作を行います。そうすることで、試作とフィードバックのプロセスを効率化できます。
そして、2019年10月に意匠登録を出願、11月特許出願と同時に製品発表を行いました。
試作品の公開と大きな反響
製品発表後、アクセスが急増。そのミニマルなデザインは、多くの共感を呼び、支持を集めました。
「こんな財布が欲しかった」その声が、次の一歩を踏み出す原動力となりました。
クラウドファンディングとコロナ禍
2020年2月に開始したクラウドファンディングでは、開始わずか3分で1,000万円以上を達成し、記録的なスタートを切りました。
しかし、コロナ禍で革の調達が懸念され、クラウドファンディングを18日・3500個で途中終了。
それでも多くのご支援により当時の国内最高額(※)を達成し、その年の1万以上のプロジェクトの中からCAMPFIRE Crowdfunding Awardを受賞しました。
※2025.01.07時点、自社調べ
新ジャンル「小さい薄い財布」の誕生
Hitoe® Fold発表後、数ヶ月の空白期間を経て、類似品が次々と市場に登場します。
こうして、「小さい薄い財布」という新しいジャンルが広がりました。
今日に至るまで、Hitoe® Foldシリーズは、クラウドファンディングの2つ折り財布の国内支援額1位〜3位(※)を独占ad続けています。
※2025.01.07時点、自社調べ
世界に誇るデザイン
Hitoe® Foldシリーズは、世界三大デザインアワードであるiF Design Award、Red Dot Award、IDEAをはじめ、これまでに19冠に輝いています。
Hitoe® Foldの挑戦は続く
小さい、薄いだけでなく、
さらに使いやすく、美しく、
その理想を追求し、これからも挑戦を続けます。